memo

好きなことだけ語りつくすメモです。

10.dubluvyobsのリュック

いろいろありすぎた春でした。梅雨がじきに明けて夏を迎える前に、ちょっと前向きになった自分の気持ちを整理しておきたい。
 

white96anddubluvyobs.blogspot.jp


dubluvyobsさんを知ったのは、たしかNAGASAWA煉瓦倉庫店さんのTwitterで見かけ、SNSアカウントをフォローしたのが始まりでした。帆布バッグは昔から大好きだったし、作りや色合いがとっても機能的かつクールで好みだったので!

元々、文房具や鞄は「仕事での相棒」としてこだわる傾向があって。(こないだやっとApple Pencilデビューも果たし、肌身離さず使い倒してます。愛!)

今、仕事用の鞄はMILESTOのSTLAKT バックパックを愛用していて、もうこいつ以上の有能バッグには出会えないだろって位なんですが、オフタイムに使うのは別のものが良いな~と思っていた矢先でした。

 

できればiPadとスマホ2台、財布と鍵は入ってほしい。でもその頃使っていた月光荘の帆布のちびショルダーバッグは小さくて。可愛いけど。

なのでいつかオーダー会に行って、好みのバッグを作ってもらおう!と、半年近く、機会を狙っていました。


そんなことを考えてたら、4月に、育ての親だった祖母と伯父が立て続けに亡くなって。

両親よりも長い時間を一緒に過ごしたふたりだったから、足元がぐらぐらになって、仕事へのモチベーション(というか会社へのエンゲージメント)が急降下するし。趣味の映画鑑賞や読書も興味が失せて、割と、真っ暗闇でした。友達が支えてくれなかったら、立ち直れてなかったかも。


そんな時、dubluvyobsさんのオーダー会がNAGASAWA煉瓦倉庫店さんであると知って、だいぶ迷ったのですが、帰省前に、景気付けに行っとくか…!と乗り込んだのでした。

新幹線の時間があったので、ささっとオーダーを済ませたくて、開始20分前位から店頭でバッグを眺めていたら、クリエイターさんが早めに対応してくださって、本当にありがたかった。

なんか、自分で楽しみや喜びを見つけることに気がひける感じがずっとあったんですが、オーダーの打合せをさせてもらっている時、1ヶ月ぶり位に「楽しい!未来が楽しみ!」と思えました。

手元に届くのは7月頃、と聞いて、もうずーっと楽しみで。ずっと探していたけど出会えなかった「シルエットがぺったんこで、でも大容量で、見た目は帆布でクールな感じ、カープ党なのでポイントカラーは赤!」というリクエストをすべて満たす、私だけのオーダーメイドリュック。本当に、10年近く探し求めていたかも。


その後、少しずつ未来が楽しみになって、5月は仕事もなんとか頑張って成果も出て、これでやっと人並みな人間に戻れるかなという時。

たまたま暇してたある休日、近所の商店街の催しにdubluvyobsさんが来られるというので駆けつけ、そこで理想的な配色のミニリュックと出会い!

iPadがぎりぎり入る程度のコンパクトさ、水色×ベージュの爽やかなカラーリング。めっちゃ可愛いくて、悩んだ末にお迎え!

土日の朝、近所を散歩するのが好きなんですが、これをお供にがしがし歩いてました。軽いし可愛いし最高!目に入るだけでテンションが上がってしまいます。

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そんな楽しいこと、嬉しいことが少しずつ積み重なって。辛いことがあっても命は続くし、生きるためには働かねばならぬのだなあ、と思っていた矢先でした。

6月、今度は母が膵臓癌と判明。ステージⅠで発見されたのが本当に奇跡だったんたけど、いろいろ長患いしていたから「命に関わる手術」と言われ、急遽帰省し、立ち会って。

手術は無事に成功したものの、しばらく看病のために帰省してテレワークさせてもらおうかな…と考えていたその翌日、今度は、自分の胃にGISTの疑いあり、要検査と診断されました。

まじかよー!と。もうさすがに笑うしかないなって感じ。まあ胃癌じゃなくて本当に良かったんだけれども!たとえ本当にGISTだったとしても、切れば終わる腫瘍だし。

でも、これまで歯医者が痛みMAX経験というへなちょこな自分だから手術は怖いし、癌家系なんだなと覚悟はしていたけどこんなに早いかよ、とやっぱりショックで。


そんな混乱した状況で、そうだdubluvyobsさんに「リュックの納品先を帰省先に変えてください」とご連絡せねば、とメールしたところ、ちょうどその日、NAGASAWAさんの店舗にリュックを納品されるとのことで。

もう、奇跡だな!?と思いました。めちゃくちゃ下がっていたテンションが、一気に引き上げられた!

その晩、仕事上がりにお迎えに行ったオーダーリュックは、最高に私好みで、素晴らしくクールで、軽くて丈夫で。最高の相棒です。母の病院へ向かう時も、この子が私の相棒。テンションを上げてくれてます。

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その気持ちをdubluvyobsさんにメールしたら、とても喜んでくださって。ブログに書いてくださいました。

white96anddubluvyobs.blogspot.com


本当に、4月末のあの日の私が、dubluvyobsさんのオーダー会に行ってくれて良かった。

こんな状況になってると、全然想像していなかったけど、あの時の私からの贈り物が、今の自分を勇気付けてくれています。

これからしんどいこともまだまだたくさんあるかもしれないけど、大好きな相棒たちと一緒に頑張ろう!と思えています。

dubluvyobsラブ。