memo

ひたすら好きなことについて記すメモです。

5.アンナチュラル

こんなにハマったドラマは久々です。「木更津キャッツアイ」と「ケイゾク」以来です(古いな…)。
映画なら「シン・ゴジラ」や「ダンケルク」、漫画・アニメなら「宝石の国」「エヴァンゲリオン」とか色々あるのですが。
ハマると何度も何度も再生してしまうので、最終回直後の週末は、1話から10話まで3周程しました。見るたびに新しい発見があって、全10話の構成の精緻さに慄いています。どんな風に脚本を書かれたんだろう…凄いことです。

 


「アンナチュラル」にハマる前はNetflixやGYAO、Amazonプライムでひたすら未見の映画を観ていました(休日に映画館に行くのも大好き)。仕事柄、毎日・毎週決まった時間に帰宅することが難しくて、ドラマやアニメ類にはハマりづらい生活で。でも「アンナチュラル 」は、映画と比べても全然遜色がない、緊張感と内容が濃密な1時間が、全10話。これが無料で放送されているなんて、本当に凄いことですね…!

2シーズン、もしくは劇場版として続いていくことを願ってやみません。
新たなシーズンまでこの熱を覚えておきたいので、記念に残しておきます。

 

5:「アンナチュラル」


■視聴のきっかけ
「アンナチュラル」のことを知ったのは、3月9日、9話放送日でした。遅かった!
オフィスで残業していた21時頃、職場の先輩がふと雑談の中で「面白いんだよ」と話し始めたのがきっかけでした。たしかWLBやダイバーシティに関する話をしていて、最近ハマってるドラマで面白い展開があって…と、第3話の“性差による差別”を、最後はしなやかに躱したミコトの賢さを賞賛していて。
米津玄師が好きなので「Lemon」が主題歌になっているドラマだな?程度の認識しか無かったのですが、普段ドラマ類は見ない先輩が絶賛するなんて珍しいなあ、よほど良質なコンテンツなんだなと興味を惹かれました。そしてひとり残業となったオフィスで、BGM代わりにプライムにあった8話を再生したのでした。
8話が、もう、ラストが堪らなくて…!号泣していました。仕事にならなかったなあ、あの夜は…。
素晴らしいドラマに出会えて、先輩には感謝、感謝です。

 
■キャスト
レギュラーの皆さん、本当に全員が素晴らしかったです。ひとりひとりが笑っちゃうほど「キャラ立ちすぎィ!」なのに、愛すべき…というか、嫌なところがひとつもない、素晴らしい!

はじめはミコトも東海林も神倉さんも安定の演技力だな、なかでも六郎がひときわハマりだなぁと思っていたのですが、8話を繰り返し見ていて、徐々に中堂さんの存在感が気になりだしました。よく知っているような顔だけど名前がぴんとこない。舞台俳優かな?と思ってwikiを覗いて仰け反りました、ARATAか…‼︎‼︎‼︎ メンズノンノめっちゃ読んでました、伊勢谷友介といいあの時代のモデルの皆さんレベル高すぎですね…市川実日子さんとはメンノンで共演したこともあるのでは?20年後、ドラマで共演するってどういう感じなのかな。

あとこのドラマで、石原さとみさんの声が大ッ好きになりました。激昂した時とか、ちょっとハスキーになるの。たまらねぇーーーー!
「シン・ゴジラ」のカヨコも大好きですが、石原さんの素っぽいミコト、堪らないですね。人懐っこく見えて、心の芯に冷えるものがあって、でも信じたいと願っている渇望している。そんな複雑なようで、でも誰もが持っている混沌を自然に演じておられて、素晴らしかったです。


■主題歌「Lemon」
ずっっっと聴いてます。最初は「アンナチュラル」を知らない状態で聴いていて、良い歌だなあと思っていたんですが。
ドラマを観てから、特に9話を観てから聴いたら、この歌の背景にあるものを知ってしまったら、ものすごく共感してしまって。歌に色がついたみたいに。
中堂さんに共感したというよりは、大切な人を失う恐ろしさを疑似体験した感じです。大事にしなきゃ、いつ何があるかわからないんだから。と、大切な人を大事にするようになりました。ちゃんと向き合って話をして、楽しいことや悲しいことを伝え合って。笑い合える瞬間を大事にして。
気付かせてくれた「Lemon」に感謝です。

あと、やっぱりこれは書かねば。
毎回、この曲がかかるタイミングが神でした。特に4,5,6,9話!「夢ならばどれほどよかったでしょう」…本当に。夢だったらよかったのに。
これほど、作品とマッチしていて、制作陣に愛されている曲は観たことないです。


■脚本
野木亜紀子さんの脚本が、本当に、本当に素晴らしかったです!子供の頃からミステリが大好きなのですが、「アンナチュラル」はミステリ物としてめっちゃ見応えありました!1話ごとのクオリティも素晴らしいし、シリーズ通しての謎解きも秀逸でした。無数に張り巡らされた伏線が綺麗に回収された10話はゾクゾクしました、爽快ですらあった!
どんな風に構想を練られているんだろう?と不思議です。とことん精緻、綻びがない。ものすごく考え尽くされているんだろうなと思います。
法医学や時事に関する知識、半端ないですね。まずミステリの謎解きから考えて、専門家に肉付けしてもらったのか、ある程度根幹は考えて専門家はチェック程度だったのか、気になる…!
これがオリジナル脚本って、本当に凄いです。


■BGMやファッション
全部良かった…!BGMは毎回、欲しいところに欲しい音楽がすとんと入ってくる感じ。
ファッションも最高でした!ミコトと東海林の服、毎回可愛かったなあ素敵だったなあ。
UDIのツナギやパーカーも可愛い!あと六郎が毎回オシャレでしたね。いるいる、ああいうモラトリアム系大学生!好きです。

 

■各話のめっちゃ好きなとこ

第1話「名前のない毒」
・真相が二転三転するところがたまりません!痛快ですらあります。
・マウスを見せられたミコトが「ピンピンかーーーい!」って倒れこむとこ超好き。可愛い!
・「最後の夜」について解説するシーン。「どうやって聞き出したの…」。ミコトの服装について突っ込むUDIメンバー。スカートをたくし上げてジャージを履くミコト。一連の流れ、好き!

 

第2話「死にたがりの手紙」
・「ミケちゃんすごいな…!」とミコトが感嘆するシーン。忘れられない。本当に凄いよ…切なくて悲しくて、でもミケちゃんの強さに惚れ惚れとしてしまいます。
・ミコトの手を息であっためる六郎。たまらん…!
・「ここから出て、白夜を観に行く。」の言葉と表情が、忘れられないです。

 

第3話「予定外の証人」
・ラストの法廷シーン!中堂さんが退室する直前のセリフに、心底スカッとしました。
・自分が勝つことより、法医学の勝利の方が大切!ミコトの男前っぷり、しなやかさ、かっこいいです。
・「ダメよ、ダメ。」からの「いざっ!」「全自動機洗濯機以来です」の流れ、めっちゃ好き!

 

第4話「誰がために働く」
・マンホール探しに、皆さんが集結するところ。何度見てもグッときます。泣いてしまう。 たすく君、いい子だなあ…!
(社長は本当にむっかつく…!でも「働き方改革」推進側の仕事をしている手前、どっちにも共感できて辛いです)
・「見たい!」「本当に見たい?」のやり取り。見せるんだ…!?と衝撃でした。でも、見たいよね。そして、見せるんだ。過保護に守るんじゃなくて、ちゃんと選ばせるんだ。凄い。
・事故ったお父さんが花火を見上げて微笑むところ。切ない。けど気持ちがめちゃくちゃわかります。綺麗だなー、子供たちも見てるかな…って思ってるんだろうな。
・「あははははー。」東海林最高か…!「最悪ですよ。さいっあくですよ!」めっちゃナチュラルなやりとり、何度見ても笑ってしまう。

 

第5話「死の報復」
・妹から「5話がやばい」と聞いていて、あらすじ読んでどういうこと!?と思っていましたが、とんでもない始まりと、とんでもない結末だった。
衝撃でした。妹曰く「普通のドラマなら、あの場面、思い留まるよね…。やってしまうのが、アンナチュラルだよね」
・ラスト、ミコトが泣いていたのは、僅かにでも「犯人、生きてたのか…」と思ってしまった自分に衝撃を受けたからじゃないかと思っています。私が、そう思いました。そういう、自分の奥底の昏いところを暴くこのドラマは怖い、と心底思いました。
・「どうして働くんですか?」「夢なんて大袈裟なもの、無くていいんじゃない?/誰かの為に働くとか。」のやり取り、心に響きました。

 

第6話「友達じゃない」
・仲違いするミコトと東海林。でもラストは「ただの同僚です」って言いながらまるで親友、相棒みたいな空気のふたり。たまらない!こういう関係性、いいなあ。
・刑事から逃げる時、服屋に入って「これ似合うんじゃない?」のとこ最高に好きです。またリアルにめっちゃ似合うし。
・中堂さんと毛利さんたち大活躍ですね!ラストの毛利さん、超かっこいい‼︎‼︎
・終始コミカルなテンションなので、重い話を避けたい時はこの話を見ちゃいます。

 

第7話「殺人遊戯」
・白井君がすごく、凄くて。声が素敵ですね。そして告白する時の涙が、つらくて重い。夢ならよかったのに。
・中堂さんの言葉が重い。「僕だけが生きてて、いいのかな」「許されるように、生きろ」。ミコトの言葉も忘れられないです。加害者は自分の罪をすべて消して忘れて生きていく、それってすごくリアルな現実なんだと思う。「あなたの人生は、あなたのものだよ」という言葉で目を覚まさせたのが、温かくて、切なくて。東海林が横山君の身体に服をかけて、背中をそっと撫でるところ。何度見ても…。
・冒頭のかりんとう。笑 うちの社長も神倉さんと同じ雰囲気なので、ちょっと反省しました。
・「ルミノール液〜!」の東海林&六郎、可愛いすぎた!


第8話「遥かなる我が家」
・初めて見た「アンナチュラル」です。この話で良かった。大好きな話です。悲しいけど、あたたかい。
・三郎さんが一生懸命、第2の我が家として大切にしていたビルの皆を助けて、4階で助けを信じて待っていたんですね…。
・終盤。子豚搬送のこと。お父さんが消防士だったとわかるところ。写真。三郎さん…‼︎‼︎ もう号泣です。そして最後の敬礼。お父さん…!
・屋敷さんの「所長、弱いんだもん」の流れがめちゃ好き。奥さんを迎えた時の光景も、すごくすごく、あたたかくて切なくて、大好きです。
・ヘルプの坂本さんwwww「クソ仕方なく、クソ嫌々参りました」wwww
・「70しゃい」「歳‼︎‼︎」面白すぎやばい。

 

第9話「敵の姿」
・もう、もう…。中堂さんと夕起子さんの過去が、あたたかくて、綺麗で、「Lemon」が重なりすぎて、残酷なほど。そして、中堂さんの絶望が、瞼を閉じさせる仕草が…嗚咽が。
「最後ぐらい花になったっていいじゃない?あったかくて、いい匂いがする場所で。綺麗な花になれたら、幸せだと思わない?」
幸せになってほしかった。
・重たいです。1話から通して観ていたファンの方は、クライマックスに向けてのゾクゾク感やばかっただろうなと思うと、羨ましくて仕方ないです。
・高瀬がムカつきすぎてやばいかったです。まさか8話のアイツが…!と思うと、三郎さんの姿が思い出されて、余計に辛くて。
・「殴るよ。六郎がね」の流れが超好きです。


第10話「旅の終わり」
・9話を繰り返し繰り返し観て、いったいどんな空気感の最終話になるんだろうって、ちょっと怖かったんです。まさかこんな、爽快な気分になれるなんて!
・高瀬も勿論だけど、宍戸がめちゃくちゃむかつきますね…8話かな、「この犯人は頭が良い」とか言ってたの、気持ち悪いなと思ってたんですが、自分のことかーーいっていうね。
・六郎…!発覚した時の、六郎の頬や首筋の震えがやばいです、リアルすぎ。みんなの表情が、涙が辛い。だからラストは、本当に救われました。UDIを離れた後も、なんとかしたいって頑張っていた六郎、かっこよかったです。
・言い過ぎた所長、かっこいいー!泣く!
・一番好きなセリフは、ミコトの「絶望させないでください!」。重たい。(この時のミコトの声が超好きです。感極まって、ちょっとハスキーな感じの…!)(毒物がわかった後の、六郎に「救急車!」って言う時のミコトも超可愛くてたまらない…!)
・高瀬を追い込む「証拠」が、まさかの夕起子さんっていう展開、ゾクゾクしました。まさかの‼︎‼︎ 法的シーンも、超燃えた!まさかの烏田検事との共闘。“感情的な”女性法医学者の仕掛けた罠。かっこよすぎる!そしてUDIの皆の表情、たまらないです。
・「ピンクのカバ」の意味と、お父さんの言葉と、中堂さんの表情と、夕焼け。美しかった。中堂さん、ずっと自分を責めてたんだろうな…でも、8年経って。「いつかまた2匹に戻って、一緒に旅するんですよ!」

よかった。たとえ欠片でも、救われた何かがきっとある。本当に、良かったです。

 

全部のシーンが素晴らしく、最高で、パーフェクトです。いつも、映画を観ているような満足感があります。無駄なシーンがひとつもない。

「アンナチュラル」を見ていると、信じられないほど時間が早く経ちます。夢中になってしまう。
大好きなドラマになりました。どうかまた、UDIメンバーに会えますように!どうか、どうか!

 

www.tbs.co.jp


三澄ミコト/石原さとみ[UDIラボ法医解剖医]
中堂系/井浦新[UDIラボ法医解剖医]
久部六郎/窪田正孝[UDIラボ・記録員]
東海林夕子/市川実日子[UDIラボ・臨床検査技師]
神倉保夫/松重豊
坂本誠/飯尾和樹(ずん)
木村南雲/竜星涼[フォレスト葬儀社・社員]
毛利忠治/大倉孝二[西武蔵野署・刑事]
向島進/吉田ウーロン太[西武蔵野署・刑事]
三澄夏代/薬師丸ひろ子
三澄秋彦/小笠原海・カイ
末次康介/池田鉄洋
宍戸理一/北村有起哉
白井一馬役/望月歩/犯人役

主題歌:米津玄師「Lemon」(ソニー・ミュージックレコーズ)

脚本:野木亜紀子(『逃げるは恥だが役に立つ』『重版出来!』『空飛ぶ広報室』ほか)

法医学監修:上村公一 鵜沼香奈(東京医科歯科大学)
プロデューサー:新井順子・植田博樹(TBSテレビ)
演出:塚原あゆ子・竹村謙太郎・村尾嘉昭
音楽:得田真裕
製作:ドリマックス・テレビジョン/TBS

 

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